No.84 相続した家をハウススタジオとして活用

スタジオ撮影

ハウススタジオで世田谷の家をうまく利用しています。若くして亡くなってしまった両親から相続した家があるのですが、私達夫婦はすでにマイホームを持っています。注文住宅で自分達の希望通りに建てた家ですから今さら実家の方に戻るつもりもありません。

ただ、自分が子どもの頃からずっと生活していた家です。そのまま放置しておけばどんどん劣化していってしまいますし、かといって売るのも寂しいですよね。家はかなり大きく家賃が高くなってしまうことから賃貸も借り手が見つかるかはわからないですし、正直扱いにすっかり困っていたところ、主人の友人で私も知っている人から撮影用にちょっと貸してもらえないかと言われたのです。

家の中は母の趣味で、わりとゴージャスな感じになっています。父が使っていた書斎もボトルシップなんかが置いてある、小説に出てくるようなシックな良い雰囲気なんですよね。庭も芝が綺麗に生えていて、窓が多いので家中に自然光が降り注いでいます。実はこれ、ハウススタジオとしては最高の条件なのだとか。

とりあえずその知り合いの方に頼まれた通り、3日ほど撮影のために貸すことになりました。わりと有名な映画の撮影に使われましたので見に行ってみたところ、やはり涙が出るほど嬉しかったです。これをきっかけに、人様に使ってもらえるようにとハウススタジオとして利用するようになりました。

実は、私と同じように家の活用に困ってハウススタジオとして利用する方は多いそうなんです。持っているだけで固定資産税がかかりますから、その分だけでも家自らが稼いでくれるのであればそんなに良いことはありません。というより、固定資産税をはるかに超える金額を稼ぎだしてくれています。

みなさんちゃんと丁寧に使ってくださっていますし、人が出入りすれば風通しもあるので家も傷みにくくなります。まさに良いことずくめで助かっていますね。今は案外空き家も多いですし、副業として流行りそうですよね。

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